リウマチ ガイド

慢性関節リウマチとは

慢性関節リウマチは、リウマチの病気の中でもっとも代表的な病気です。多くの関節に痛み、腫れ、変形、破壊などが起こって、最終的には機能障害にまでいたる病気ですが、また内臓にも症状が出る全身性の病気です。

慢性関節リウマチは女性に多く、妊娠可能な年齢に発病しやすいことや妊娠中に軽くなり、出産後に悪くなる傾向があるので、性ホルモンを分泌する内分泌腺に関係があるのではないかとも言われていますが、まだ解明されていません。ある種の素因をもった体質の人が内分泌に変換をきたしたり、ある種のウイルスに感染したりすることが引き金になって免疫異常という状態に陥るであろうと考えられています。

免疫の働きの基本となるのは、自分と自分以外の抗原を見分ける作用ですが、この仕組みに狂いが生じて、免疫作用が自分自身の体の成分に対しても働いてしまうことがあります。このような免疫異常によって起こる病気を自己免疫疾患とよび、リウマチも自己免疫疾患の一つとされています。

リウマチという病気は、このような免疫異常が起こることによって関節炎が生じ、それが長く続くことによって関節周囲の軟骨や骨、腱などが障害されて関節が破壊されてしまう病気です。だるい、疲れやすい、食欲がない、微熱があるという前触れのような全身症状から、朝起きた時に手足がこわばる、手足がしびれる、関節が痛むなど、関節炎の症状が現れてきます。しかし発病の仕方は個人によって異なり、何の前触れもなく発病することもよくあります。

手や足を動かしたりするのに大切な部分である関節は、骨と骨の接する面を軟骨が覆い、この骨と軟骨を滑膜という柔らかい膜が取り巻き、その中に関節液があって動きを滑らかにしています。リウマチによる関節の痛みは、この滑膜という組織の炎症によるものなのです。